人間と同じく高齢に伴ってかかりやすい病気です。
概要
人間のガンと同じように原因ははっきりとわかっておらず、体のどの部分によらず腫瘍が出来ます。
出来る腫瘍には良性のものもありますが、その場合は見た目も比較的丸くキレイで、進行が遅く、出血したり転移することも少ないです。
悪性の場合は見た目からブツブツがあったりゴツゴツしていて、触ると血が滲んだりします。
進行も早くすぐに大きくなり、他の臓器に転移します。
症状
- しこり(腫瘍)が出来る。
- 傷やただれがなかなか治らず、嫌な臭いがしたり分泌物が出る。
- よだれに血が混じる。
- 便、尿に血が混じる。
- 食欲が無くなる。
- 食べているのに体重が落ちる。
- 呼吸が乱れたり不自然になる。
- 散歩を嫌がる。
- 体に麻痺が見られる。
かかりやすい犬種
犬種に関わらず高齢に伴いかかりやすくなります。
治療と予防
治療法
多くは飼い主が気付いた時には抗がん剤が効かない状態まで進行しているので、治療は外科的手術で腫瘍を除去するのが一般的です。
外科手術で腫瘍部分を取り除いてから抗がん剤治療を行なうこともあります。
高齢で外科手術が出来ないほどガンが大きくなってしまった場合は、延命治療や痛みを取る治療しか出来ません。
完治の可能性を高めるには早期発見が重要です。
予防
飼い主のチェックだけでは早い発見は難しいので、出来れば半年に一度など定期的に検診を受けるのが最善です。
犬の1年は人間の4年~7年にも相当するので、そのぶん病気は進行します。
また、シャンプーなどの時に普段触らないところもしこりが出来ていないかチェックしてみましょう。
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