犬の痴呆の症状の多くは最初は軽く、徐々に進行していきます。
最初は少しおかしいと思う程度でも進行すると大変な行動になっていく可能性があります。
犬の痴呆の主な症状
- 狭いところに入り出られなくなる。
- 夜、単調な声で鳴き続ける。
- ぐるぐる同じところを回っている。
- 他の犬に興味を示さない。
- 異常に食べるが下痢もせず、太らない。
- 飼い主のことがわからず、名前を呼ばれても反応しない。
- 昼夜を問わず一日中寝てばかりいる。
- トイレを失敗することが多くなる。
本能は残りやすい
痴呆になると習得してきた様々なしつけを忘れてしまい、重度になっていくと自分の名前さえわからなくなっていきます。
そのためトイレのしつけも忘れてしまい、ところ構わず排泄してしまうようになる事もありますが、その一方で全く我慢のきかない垂れ流しの状態にはなり難いといわれています。
おそらく鼻が良く縄張り意識の強い犬社会にとって、外敵から身を守るために匂いを残してはいけないという本能が残るためと考えられます。
身体に匂いがつくことを嫌がるので自分の寝床でそのまま排泄してしまうということも少ないです。
同様に老化とともに視力、聴覚がきかなくなっても、犬にとって最も重要な感覚である嗅覚だけは残ることが多いようです。
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