老犬になっても若い頃と同じように食事を与え続けると肥満になりがちです。
運動量が減り代謝も悪くなるため、太りやすくなるのです。
老後の人生だし好きに食べて少しぐらい太っても良いんじゃないか、と考える飼い主さんもいらっしゃるかもしれませんが、肥満は万病のもと。病気で苦しい思いをするのは犬自身です。
ただでさえ加齢とともに病気にかかりやすくなるうえに、肥満が重なると心臓病、関節炎、糖尿病など命に関わる様々な病気に発展する事もあります。
体重はなるべく理想的な状態を保つようにして病気を予防しましょう。
シニアフードに変える
シニアフードに変えるのはカロリーを抑えめにして肥満を防ぐという理由の他に、繊維質が多く含まれていて消化を助けるという理由もあります。
老犬になると胃腸などの消化器系が弱くなるので、きちんと消化出来ずに排泄物が柔らかくなったり、腸の運動が弱くなることから便秘になったりします。
繊維質のフードを与えることできちんと排泄が出来て代謝を上げられます。
ただし、下痢の時は繊維質のフードは止めたり、痩せ気味の時は栄養分の高めのフードを選ぶなど、状態に合わせて選びましょう。
おやつ
白菜やキャベツ、ブロッコリーの芯などが食物繊維が豊富で老犬のおやつに合っています。
老犬になってあまり食べなくなってきたりすると、つい飼い主の食事のおかずなど、味の付いたものをあげてしまいがちですが、塩分は糖尿病の原因です。
人間にとってはほんの少しの塩分でも犬の身体にとってはその何倍もの割り合いの摂取量となるので、あげるべきではありません。
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