犬の寿命が何年ぐらいかご存知でしょうか。
犬全体の平均寿命
犬全体の平均寿命は、2002~2003年に行なわれた調査結果によると11.9年でした。
短く感じるかもしれませんが、1990~1991年に行なわれた調査結果では8.6年なので、3年以上も延びたことになります。
日本の飼い犬といえば外で飼われて食事は残飯というのが主流でしたが、現在はペット対応のマンションが増えて室内犬の割合が激増した事、食事やワクチン接種などの犬の環境が良くなった事で平均寿命が延びたといわれています。
そうした恵まれた環境下での犬の割合いは今も増え続けているので、現在の犬全体の平均寿命は12~15年ぐらいといわれています。
体格差による寿命の違い
犬の寿命は体格によって大きく分かれます。
一般的に小型犬は寿命が長く、大型犬になるほど老化が早く寿命は短いです。
大型犬
大型犬は7歳ぐらいから老化が始まります。
大きな犬ほど寿命は短く、10年前後です。
特にグレート・デーン、セントバーナードなど大きく体重が重い犬は、股関節に負担がかかって下半身が動かなくなり、寝たきりになってしまうケースが多く、こうした犬種が10年生きるのは珍しいです。
中型犬
中型犬は9歳ごろから老化が始まります。
恵まれた環境下にいる中型犬なら20年生きるケースもありますが、それなりに体重もあるので寝たきりになる場合もあります。
老化についての正しい知識が求められます。
小型犬
小型犬は10歳ごろから老化が始まります。
室内で飼われているので環境が良く、20年近く生きる事も多いです。
体重が軽いことから寝たきりになるケースも多くありませんが、寿命が長いぶん老化による病気や痴呆などのリスクも高くなるので、しっかりと老化の知識を備えておかなければなりません。
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