甲状腺からのホルモン分泌が低くなる病気です。
概要
甲状腺が先天性で萎縮していたり、ストレスやなんらかの病気で機能しなくなり、サロキシン、トリヨードサイロニンというホルモンが分泌されなくなります。
症状は脱毛など一般的な老化現象に見えるものも多く、気付きにくいですが、どこか痛がったり急激に老け込んだりする場合は甲状腺機能を疑ってみましょう。
症状
- 顔がむくむ。
- 歩くのが遅い。
- 歩き方がおかしい。
- ボーっと立ちすくんでいる事がある。
- 体のどこかを触ると痛がる。
- 体温が下がり寒がる
- 脱毛する。
- 精巣が小さくなる。
かかりやすい犬種
アフガン・ハウンド、ゴールデン・レトリーバー、ビーグル、ボクサー、コッカー・スパニエル、シェットランド・シープドッグなど。
オスメスの差はありません。
治療と予防
治療法
血液検査で甲状腺ホルモンの量を調べ、低下が認められれば甲状腺ホルモンの内服薬による内科的治療となります。
適量を与え続けることで元通り元気になりますが、正しい薬の量を与えないと中毒症になることがあるので、医師の指示をしっかり守って与えてください。
予防
症状が通常の老化現象と区別がつきにくいことから判断が難しいですが、急に老け込んだり様子がおかしい場合は血液検査を受けてみましょう。
半年に一度など、ガン検診などと一緒に定期健診を受けるのが最も良い予防策になります。
スポンサード リンク