関節炎

老犬の関節炎には代表的なものに股関節形成不全、膝蓋骨脱臼、椎間板ヘルニアがあります。

股関節形成不全

股関節形成不全は大型犬に多く見られる関節炎です。

肥満による体重増加や運動不足、または過度の運動などが原因といわれています。

また、遺伝性が強く、両親が関節形成不全なら子供の9割以上が関節形成不全になるといわれています。

かかりやすい犬種

ラブラドール・レトリーバー、ゴールデン・レトリーバー、シェパード、ハスキーなどの大型犬。

治療法

内科的治療でよくならない場合は外科手術となります。

骨盤の骨を切る三点骨切術や、大腿骨頭を切除する間接形成術など。
また、最も効果的なのは異常のある股関節全体を人工関節にする股関節全置換手術ですが、大きな病院でしか出来ず、手術代も高額になります。

膝蓋骨脱臼

膝蓋骨脱臼は小型犬に多い関節炎です。

通常、膝の骨の溝に膝蓋骨がはまって筋肉に覆われており、これが動くことで膝が動きますが、膝の骨の溝が浅く膝蓋骨が脱臼してしまう病気です。
進行すると靭帯や他の部分を傷つけます。

かかりやすい犬種

チワワやミニチュア・ダックスフンド、プードル、マルチーズなどの小型犬。

治療法

脱臼した状態でも痛みは感じていないという場合は、内科的治療やレーザー治療をします。

痛みがある場合は外科手術となります。
術後も2週間以上歩かずに安静が必要で、歩けるようになるには更にリハビリ期間を必要とします。

椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは胴の長い犬に多い関節炎です。

背骨の椎骨と椎骨の間にある椎間板が変形し、脊髄や神経を圧迫して神経マヒなどを起こす病気です。

かかりやすい犬種

ダックスフンド、コーギー、ビーグルなどの胴の長い犬。

治療法

症状の進行具合によって、内科的治療と外科治療に分けられます。

内科治療はステロイド剤を大量に投与して2~4週間安静にします。
ただし完全に治癒に至る可能性は低く、再発の可能性は高まります。

外科手術はレントゲンで椎間板ヘルニア発生部位を確認後、脊髄を圧迫している椎間板を取り除きます。

関節炎の症状

すべての関節炎の症状は共通して間接に痛みを感じるということです。

  • 散歩に行きたがらなくなる。
  • 足をひきずる、歩き方がおかしい。
  • 坂や階段を嫌ったり、ジャンプする事を嫌がる。
  • 立ち上がるのに時間がかかる。
  • 座る時に足を横に崩すなど、座り方がおかしい。

これらの症状が出たときは散歩や運動を中止して診察を受けましょう。

関節炎の予防法

ウェイトコントロール
肥満による体重増加は骨に負担をかけます。
遺伝的に心配のある犬種などは特に注意し、少し痩せているぐらいの体重を保ちましょう。

運動は控える
痛がっているときは無理に散歩に連れ出したり運動させるのは控えましょう。

サプリメント
関節炎に効くグルコサミンやコンドロイチンのサプリメントや処方食を与えましょう。
炎症を和らげ、痛みに効果的といわれています。

フローリングに対処する
フローリングは犬にとって滑りやすく、下半身への負担を増やします。
よく通る道にカーペットを敷いたり滑り止めを塗布するなどの対処を検討しましょう。

スポンサード リンク

Home > 老犬がかかりやすい病気 > 関節炎

Search

Return to page top